2025年 大阪・関西万博に参加する約100ヵ国の展示企画サポートプロジェクト
アイ・シー・ネットはJICA(国際協力機構)の委託をうけ、2025年大阪・関西万博に参加する開発途上国約100ヵ国の展示企画のサポートを担当しています。万博のパビリオンはタイプA・B・Cに分けられおり、このうちタイプAは単独の国でパビリオンを出展し、タイプB・Cは複数の国が共同館で出展します。
今回のプロジェクトはタイプB・Cで参加表明している約100ヵ国に対して、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿った展示になるよう2023年5月から各国の情報収集をはじめ、6月にオンラインで展示の企画会議を開催。パビリオン展示の概要やコンセプト、開催日までの準備について参加国の万博展示企画の担当者の理解を深めました。7月には、出展企画の方針を固めるため、個別のオンラインコンサルテーションをし、各国の展示に向けた希望や課題事項などの聞き取りを実施。
そして9月に、展示の企画をより具体的にするため各国の万博展示企画担当者が来日。対面での展示企画のコンサルテーションを希望する国約90ヵ国を、1グループ約30ヵ国、3グループ構成で日本に招へいしました。日本でのプログラムでは、自国で作成した展示企画の実現に向けて、展示コンセプトのブラッシュアップ、展示手法の確認、担当者との意見交換、開催までの準備計画を決定します。会議以外にも、展示に係る参考施設の視察や実寸の展示スペースを用いたディスカッションも行いました。
各国の担当者は日本での会議で得た情報などをもとに、次回のオンライン会議に向けて展示の企画の準備を進めます。
なお、10月には3グループ目の担当者が来日し、会議に参加します。