途上国への関心
中学生のころの授業で、日本が戦後復興するときに海外から支援を受け、そのおかげで今の生活が成り立っているということを知り衝撃を受けました。同時に、いま他の国で困っている人がいるなら今度は私が何かしたいと思うようになったのが、途上国への関心を持つようになった入口です。
ビジネスを通じて途上国を豊かにするため、漠然と教育系かモノづくりに関わりたいと考えていました。社会インフラを整えることで大きなインパクトを生み出せると思い、新卒では重工業メーカーに就職しました。はじめは資材調達部門で国内外のサプライヤー管理や新規開拓を担当し、その後は事業企画部門に異動してインドの現地法人の事業計画やモデル立案に従事しました。やりがいはあった一方で、もっと現場に近い場所で現地の人と議論をしながらともに仕事をしたいという想いを強くし、アイ・シー・ネットに入社しました。
アイ・シー・ネットでの仕事
入社した時点では豊富な海外経験や、これといった専門性を持っていたわけではなかったですし、大学院も出ていなかったので自分の経験やスキルが通用するか不安でしたが、前職で事業計画を立案したり、さまざまな関係者と調整してきた経験を活かすことができています。現在、日本の民間企業の海外展開支援やODA案件の両方に従事していますが、調整能力やプロジェクトマネジメントなど、求められるスキルは一般的なビジネスと共通している部分が多いと感じています。
これまで漠然と教育への関心がありましたが、自分が何を強みにできるか、していきたいのかというのが曖昧でした。それが、案件に従事したり、先輩コンサルタントから話を聞いたりしているなかで、目指すキャリアが輪郭を持ち始めていると感じます。まだ自分の中で明確に言語化できている専門性があるわけではありませんが、案件の経験を重ねることでノウハウやスキルが身についてきていますし、それを伸ばしていける環境があるなと感じます。
未来のこと
様々な業務経験を積む中で、自分自身のスキルアップと共に、チームや部署といった組織の重要性を感じ、人材育成、組織開発やチームビルディングを自分の専門性として高めていきたいと思うようになってきました。
組織の力を高めるノウハウは、事業効果を最大化するためにプロジェクトはもちろん、会社にとっても欠かせません。ゆくゆくはマネージャーとして現場の感覚は大事にしつつ、メンバーに活力があり意欲が沸く、そんな働く環境を日本や世界で作っていきたいです。