当社のウクライナ難民支援について

2023年3月31日(金)
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私たちは2022年より、ウクライナの隣国のルーマニアとモルドバにある難民の避難所や現地NGOと連携をとり支援を続けています。“暮らす”ことに必要な支援は物資を届けるだけではなく、環境を整えることも不可欠です。私たちが30年で培った多方面から問題を解決する力と学研グループの強みを活かし、子どもたちの教育を中心に支援を続けています。 

 

 

【ウクライナ×日本×アイ・シー・ネット】 
ウクライナカラーに日本の折り鶴で平和の願い、そして私たちアイ・シー・ネットの現場力で支援を継続していく意思を込めた、支援ロゴです。


プラットフォーム型の支援 

日本企業の商品・サービス、支援する意思をウクライナ難民支援につなげるためプラットフォームを構築しました。
プレスリリース/PRTimes掲載(2023.3.9配信)

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現地で何が求められているのかを把握するため、2022年からウクライナ難民の現地ニーズ調査を3回実施。調査で明らかになった難民のニーズに対応するため、本企業が協力して支援ができる仕組み(プラットフォーム)を構築し、参画の募集を開始しました。 

ウクライナの人々は避難生活が長期化した今、生活に必要な最低限の支援に合わせて、QOL(Quality of life)を重視した支援も必要とされています。教育分野では、学研グループが支援をリードしますが、他の分野で支援の輪を広げる必要があります。

支援対象とする課題

プラットフォームで支援する対象国は、ウクライナの隣国ルーマニアです。2023年2月時点で11万人以上のウクライナ人が同国に避難していますが、公的な支援が及ばない部分や、ウクライナ語が通じず生活のあらゆる面で支障があるといった課題があります。 

課題1:教育

  • 教材不足のためコピーで対応したいが紙とプリンターインクも足らない
  • ウクライナ語の本に触れたい

課題2:衛生、栄養、ストレス

  • ストレスで抜け毛が酷い
  • 栄養不足による下痢や便秘、爪が割れやすいなどの支障
  • ウクライナに比べてルーマニアでは特に乾燥が酷い

課題3:医療、介護

  • 風邪薬などが不足
  • 環境の変化による高齢者の不眠

課題4:コミュニケーション

  • 悩みや相談をできる窓口がない
  • 言葉が通じず外に出るのも怖い

プラットフォームの役割 

  • アイ・シー・ネットの難民支援や平和構築のODA専門家でチームを編成し参画企業様と提供方法を検討し支援を実施 
  • 現地で難民支援を行っているNGO や現地の学校等と連携し、スピーディで的確な支援を実施 
  • 難民に関するデータベースの整備と、輸送業者との調整により、現地ニーズに沿った支援がスピーディな配送によって実現できるよう手配 
  • 現地での支援製品・サービスの利用状況をモニタリングし、支援効果が最大になるように調整 
  • 活動報告書の作成 

事業展開にもつながる支援

プラットフォームでは、参画企業から提供された商品やサービスを必要な支援先に届けるだけでなく、受け取った現地の人々からの声などをフィードバックします。より効果的な支援につなげるという目的に加え、当該地域での事業展開に役立てていただきたいと考えています。 


プラットフォームの参画についてのお問合せ
ビジネスコンサルティング事業部 048-600-2503 binfo@icnet.co.jp


ウクライナ難民子ども支援

ルーマニアに避難した子どもたちの補習校
避難先でもウクライナ語で学ぶ機会をすべての子どもたちに

 
ウクライナの隣国、ルーマニアとモルドバには約20万人が避難しており、そのうちの1/3が子どもたちです。 
避難先でも継続的に子どもたちが学べるよう、クラウドファンディングで資金調達を行い、難民の母親たちが立ち上げた補習校において、教師や教材の不足を補いました。 


イベントの実施

ウクライナ難民の状況を広く知っていただくための活動を行っています。

 
2023年1月、ウクライナ難民の暮らしが今どのような状況にあるのかを伝える、写真パネル展と週末ポップアップイベントを開催しました。 
長期化することで難民の暮らしは疲れが増し、私たちの関心は遠い国の出来事になりつつあります。支援と言うと難しく考えてしまいますが、現状を“知る”ということも大きな一歩になります。 

写真パネル展

私たちが隣国モルドバとルーマニアで視てきた、ウクライナ難民の暮らしの状況や難民の子どもたちの教育環境についてご覧いただくパネルとUNHCRの写真を展示。また、ドキュメンタリー写真家 森 佑一氏がウクライナ国内で撮影した写真をインタビュー内容と合わせて紹介。 


ポップアップイベント 

ウクライナの隣国、モルドバには約10万人が避難しています。モルドバのワイナリーではウクライナ難民が暮らしを続けていくために住居の提供や生活支援を行っています。ワインという身近なものを通じて、“関わり”が持てる週末限定のイベントです。 

モルドバマーケットが出店】
自由が丘にあるモルドバ産のワインや食品を販売している「モルドバマーケット」が出店し、売上の10%がウクライナ難民子ども支援プロジェクトに寄付されました。 

ワインテイスティング会】 
難民支援を行っているワイナリーのワインを試飲会を開催。 モルドバ国内の様子と日本では珍しいモルドバ産のワインについて講師(ソムリエ)遠藤エレナ氏に解説していただきました。 


今後の展望

アイ・シー・ネットはこれからもウクライナ難民支援を続けて参ります。 
皆様からのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。 

日本の経験を世界へ、世界の経験を日本へ。

IC Net Limited アイ・シー・ネット株式会社 Gakken Group
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